鹿児島には、文化的な物が多く存在しとても魅力的なところですね。歴史的な物も数多いのですが、今回は現在進行形で後世に残る物を生みだされている、彫刻家 中村晋也先生の「財団法人 中村晋也美術館」にお邪魔いたしました。芸術には疎いし、文才もないので素晴らしさを表現できない事が残念です。一人で訪れたのと、他に見学者の方がいらっしゃらなかったので館内は貸し切り状態でとても贅沢に、先生の作品と自分の世界にどっぷりはまれる時間を過ごさせていただきました。大きい作品であれば高い台座にあったりして目の前で銅像を見る機会は無いように思います。こちらでは、目の前にその作品の数々を見る事が可能です。馬が駆ける時の筋肉の動きの躍動感は、圧倒されます。思わず自分の手や足と見比べながら館内を回りましたが、「ミゼレーレ」の部屋の差しのべられた手の柔らかさは、本当にすがりつきたくなるようですし、奈良薬師寺に奉納された「釈迦十大弟子」地を力づよく踏みしめる足の指先まで本物以上の存在感があります。愛の国伝説」「菊池武光公」伝説や歴史上の人物までどの作品も、現実に動いている場面をそのまま切り取って時間を止めているようで、もしかしたら動くのではと錯覚させられます。帰って、作品写真集を眺めながらやはり先生の作品は、実物を見るのがなによりだと思いました。
「財団法人 中村晋也美術館」http://www.ne.jp/asahi/musee/nakamura/index.html
鹿児島市内から電車で行ったのですが、美術館の近くの「上伊集院」駅で駅長さんに道を尋ねていると「ご案内しますよ」と地元にお住まいのご婦人が声をかけて下さいました。駅から徒歩30分の距離を鹿児島の観光案内も交えてお付き合い下さって、本当に頭がさがります。ちょうど、宝来屋さんの大分の名物椎茸佃煮かぼす入りを持っておりましたのでお礼にお渡しすることができました。不案内な土地で受ける親切は、とてもありがたいものですね。
そのほか、照国神社にある照国文庫資料館を訪れました。鎌倉時代から続く島津家の歴史を映像で紹介(約8分)とてもわかりやすかったです。
旅といえばグルメも
●天文館「むじゃき」の白クマ
●カジュアルレストランまきのクロクマ
●鹿児島ラーメン「こむらさき」
●鹿児島ラーメン「我流風」
●両棒餅
地域ならではの個性あるグルメでとてもおいしく頂きました。
帰りの九州自動車道では、通り過ぎる町を眺めながら、ここからも、あそこからも、ゆつぼ亭に来て下さった方もいらっしゃたなぁと思いにふけりました。
最後に今回、ご案内下さった「ひといきや」さん、本当にお疲れ様でした。深く感謝いたします。