sasakiさんから雪山のお便りです。素敵な写真と文をありがとうございます。
三月なのに大雪、九重
3月も半ば過ぎというのに、真冬の寒さと大雪、そして昨日から今日と初夏に近い暖かさ、この気候の激変に危機感すら覚えます。
ともあれ、“雪”という声を聴くとじっとして入られないのは、北海道生まれの性でしょうか。
雪模様から天候の回復はあまり望めないものの、19日午後からのくじゅう散歩となりました。
牧ノ戸駐車場から夏場であればコンクリートの登山道を、ふかふか雪を踏みながら登ります。
途中の馬酔木が雪衣をまとい近寄るととてもユーモラスに見えます。
沓掛山を過ぎた登山道。遠目中央に目標の扇ヶ鼻が望めます。
扇ヶ鼻分岐を過ぎた頃、ほんの少しだけ青空がのぞきました。紅葉が楽しめる肥前ヶ城(左のなだらかなピーク)も今日は雪の壁。
扇ヶ鼻分岐を少し上がると小高い丘に至ります。エビのしっぽ越しに扇ヶ鼻山頂が目前ですが、膝までの積雪でこれ以上進むのは体力的に無理とここでリタイア。10年ほど前、この扇ヶ鼻で全くのトレースなしのところを腰までズッポリ雪に埋もれながら頂上を目指したことを思い出します。そのときも山頂まであと100mというところで挫折しました。
この頃、やっと涌蓋山が雪化粧した姿で顔を出してくれました。
今回は、牧ノ戸駐車場、10台もないくらいの静けさで、登山道で行き会うひとは数えるほど。
ふかふかの新雪を堪能でき、とっても楽しい午後でした。
21日、竹田市長湯の籾山神社にフクジュソウを見に行ってきました。
半月遅れとか、満開でした。
文/写真 sasaki syunnji