ミヤマキリシマのシーズン到来、何とか奮起して下見に出かけてきました。
提供 文/写真 sasaki syunnji
ぐずついた天気が続くなか明日(5月18日)は晴れのマークがつき、また満月を過ぎたばかりなので星の観測もお休みと、準備は整いました・・・・・が、このところ山歩きはご無沙汰で家を出たのは9時過ぎ、牧ノ戸からの登山開始は11時近くとなってしまいました。
今日は、登山道に咲く花を中心に撮影と決めのんびりと歩きます。
牧ノ戸登山口に入ってすぐのコンクリート道、普段だと一気に疲れが出る登りなのですが、新緑のシャワーにそれも吹っ飛んでしまいます。
登山口から15分ほど、四阿からの涌蓋山。緑と馬酔木の新芽(赤)のコントラストが絶妙です。
四阿を出て、登山者用のカウンターを少し過ぎたころから、ハルリンドウが顔を見せます。
まだ、キスミレも残っていました。
登山道がコンクリートから木の階段に変わるころマイヅルソウも目に入るようになります。とても小さいのでうっかりすると見過ごしそうです。
白いリンドウも三輪(一つはつぼみ)見つけました。
気の早いドウダンツツジです。
沓掛山近くのミヤマキリシマ、ほぼ満開です。この辺りは見ごろに入ったといってよいかも。
沓掛山を過ぎたころから、イワカガミが満開で星生山分岐まで咲きそろった群落が続きます。とても楽しくなります。
沓掛山を過ぎたころ、これからと準備中のコケモモに出会います。
星生山の西斜面には、まだムシカリ(オオカメノキ)が咲き残っていました。
ここは扇ヶ鼻の登り口、まだミヤマキリシマはほとんど咲いていません。例年通り6月10日前後でしょうか。ただし、シャクトリムシによる食害でほぼ全滅に近い株が少しあり、心配です。肥前ヶ城付近も同様に、開きかけたつぼみがちらほらという程度でした。
今回は、天狗ヶ城を目指す予定でしたが体力のなさと花の撮影に明け暮れ、とうとう頂上に行き着くことはできませんでした。
でも、いろいろな花と出会うことができとても楽しい一日でした。
次回の山行は、素晴らしいミヤマキリシマの光景に出会えるよう祈りつつ・・・・・・