2022年Sasakiさんくじゅう山便り ミヤマキリシマ編ファイナルレポート

ひとしきりの雨から急に晴れ間が覗き、蒸し暑さが押し寄せる、九重とは大違いです。
遅くなりましたが、今シーズンのミヤマキリシマ、ファイナルレポートです。

提供 文/写真 Sasaki syunnji

今回の一番の目的は、クモキリソウの確認。扇ヶ鼻のミヤマキリシマも気になります。
牧ノ戸駐車場は、ミヤマキリシマの状況のせいか10時過ぎなのに空きがチラホラ。
10時15分に登山口からコンクリートの登りの道端を注視しながら進みます。四阿までの道程の中ほどにあるはずなのにあのユーモラスな姿は見つかりません。
その上のトンボソウも影はなくがっかり。目印の倒木は今は無くかつ道端も整備や踏み跡に消えてしまったのかな……。

コンクリート道が木の階段に変わるころ、ドウダンツツジが顔を出します。今年は、沓掛山や扇ヶ鼻方面は、花付きがよくないようです。
少ない花のアップはハロウィーン風?
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こちらは、橙色を帯びたドウダン。白とは花の形が微妙に違います。
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こちらはベニウツギかな。沓掛山まではちょうど見頃です。

沓掛山を少し下るとこけももが満開を迎えていました。

扇ヶ鼻分岐に到着。満開のミヤマキリシマが残っていました。その先には、先週登った星生山、まだ、ピンクに色付いています。

扇ヶ鼻への上りから眺めた湿原、絶好調とまではいきませんが一つの絵を作ってくれます。

虫害にもめげず頑張って咲いているミヤマキリシマ。中景に黒岩山、上泉山、下泉水山、そしてその奥にやさしく涌蓋山がそびえます。。

扇ヶ鼻から分岐近くまで戻ったころ、先ほどの湿原が日本庭園のように見えました。庭師さんはこのような風景から自分の世界を引きだしていったのでしょうね。


今シーズンは、じゅうたんを敷き詰めたようなミヤマキリシマの絶景には出会えませんでした、が、頑張っている株の織りなす光景には九重ならではの美しさと楽しさを感じました。

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