ミヤマキリシマのシーズン到来です♪ 美しい世界に、登山のお客様がいらっしゃることで、現実に存在する場所なんだなと実感いたします。
膨大な写真と登山ルート、時間、開花状況をまとめ、お便り下さるsasakiさんに感謝です!
4月初めに雪のお便りをお送りしたばかりなのに・・・・・・今、九重はミヤマキリシマが満開です。
しばし、深い星夜のしじまに浸りきって季節を忘れていたのかもしれません。5月の明け方は九重の山々に天の川が滝のように流れ落ち、その様の撮影を楽しんでいました。
この27日に平治岳に登ってきました。ネットではちらほら情報が飛んでいたのですが、思わず息をのむような見事なミヤマキリシマに出会うことができました。
以下、そのほんの一握りの光景をつたない写真でお伝えいたします。
提供 文/写真 sasaki syunnji
朝、5時少し前に半分以上埋まった男池駐車場に到着。すぐ支度をしてソババッケ経由で平治岳に向かいます。ここは大戸越、見上げる南峰斜面はミヤマキリシマの紫に染まっていて一昨年の無残な姿かうそのよう。ここまでほぼ2時間。体調がいまいちでどこまで行けるか心配でしたが、登山届のボックスでお会いした福岡からの写真の青年と途中で合流し、彼のゆっくりでも安定したペースにはまりほとんど疲れることなくここまで来ることができました。少し休憩の後、山頂までご一緒することとなります。ペースコントロールってすごく大切なことを改めて感じました。

南峰山頂です。ピークを少し過ぎていますが見事な咲きっぷり。おもいおもいの場所にカメラを抱えた登山者が陣取ります。

しばし写真撮影を楽しんでから、本峰に移動。まさにミヤマキリシマ満開の紫の絨毯が眼下西斜面に広がります。次第に薄雲がとれ、花々の鮮やかさも増してきました。

ミヤマキリシマの絨毯越しの涌蓋山です。

登山客も一気に増え、この絶景に大満足のようで、皆さん素晴らしい笑顔でした。バックには坊ガツルを挟んで三俣山、右に涌蓋山、左には星生山、天狗ヶ城、中岳と連なります。

本峰の西端から振り返ると、今度はミヤマキリシマの壁に圧倒されてしまいます。
