ミヤマキリシマの後は、休みの都合が合わなかったり、また星空撮影のための山登りだったりで日頃の九重の様子をお伝えすることができずにいました。
振り返ると暑い夏も遠い昔のこと(年を取ると「光陰、弾丸のごとし」、日頃何をしていたのかと問い直させられます。)、気が付いたら秋たけなわとなっていました。
土日の天気は良さそうで、仕事は日曜にまとめてやることとし早速三俣お鉢めぐりのプランを立てました。
以下、10月20日、三俣山の紅葉の様子です。
提供 文/写真 sasaki syunnji
天気予報と裏腹に、家を出るころの空は、星が一つ二つ数えることはできるものの厚い雲がかかっています。そして、4時半過ぎの大曲駐車場は濃いガス雲の中、何とか路側のスペースに駐車することがひとまずガスが晴れるまで車の中で一眠り。この天候でも続々登山者が入っていき今日の大混雑が目に浮かびます。8時過ぎ、ガス雲が薄くなってきたのでとりあえず、諏蛾守小屋まで。小屋には結構待機組がいて、その中の鹿児島から来られたご夫婦と山談議をしながら11時近くまで天候が回復するのを待ちました。このご夫婦、日本アルプスの冬山を何回も経験され、冬の素晴らしさが言葉を通じて伝わってきました。
登り始めてやっと青空が覗くようになってきました。西峰への登山道からの大船山のワンショット。ドウダンツツジの黄葉がアクセントになりました

途中、コケモモの実が残っていました。

三俣山本峰。天候はすっかり回復し、眼下に大鍋、小鍋の紅葉が広がります。左は、山のお話をいろいろして下さった鹿児島からのご夫婦です。ご主人はとっても立派な髭の持ち主でした。

北峰に続く尾根道上の紅葉、順光なので色合いが今一つですが、これがルートをめぐると劇的に変化します。本峰より望遠レンズで。

南峰を下って、大鍋南壁からの紅葉です。大鍋を取り囲む山肌がひときわ赤や黄色に輝きだしました。