sasaki さんから秋山情報が届きました!ありがとうございます。
文/写真 sasaki syunnji
今年の九州は地震、そして阿蘇の大噴火、また北海道では台風と集中豪雨。地球自身の痛む心がひしひしと伝わってくるとともに、きちんと備えをしておかなければと感じます。
さて、話は変わりまして連休最終日、天気予報は晴れのマーク。3か月ぶりの九重ということで星空観賞を兼ねて紅葉の下見です。しかし、朝も明けきらない牧ノ戸は、濃いガスとひんやりとした風が吹きまくる予想外の天候。でも、沓掛山を過ぎたころは満天の星空が広がり、またお目当てのカノープスも見えて期待は広がります。
以下、10月10日の九重のショットです。
久しぶりなので、歩みはゆっくりと・・・・・・・扇ヶ鼻の台地に着いたころはすでに夜明けとなってしまいました。
右下に見える一等星が全天第二位の明るさのカノープス(長寿星とも言われ、この星を見ることでもう一日長生きができるそうです。)。
奥の山塊は、祖母山系で手前の灯は竹田市かな。
扇ヶ鼻の山頂に立ち、名峰久住山からの日の出を眺めます。眼下には雲海が広がり、神々しさを感じます。
涌蓋山もお目覚め。扇ヶ鼻からの展望は、すっかり夏の緑から衣替え。
扇ヶ鼻で「函館塩ラーメン」を食したのち、星生山に向かいました。頂上からは、雲のじゅうたんから三俣越しに頭をのぞかせた由布岳が猫の耳のようでとてもユーモラスに感じます。
牧ノ戸の駐車場は、朝の3時すぎには半分以上埋まっていて今日一日の賑わいが予想されます。星生山にも次々に登山者が訪れ、透明度の良い絶景に皆さん心を奪われているようでした。左手から稲星山、久住山、奥に見えるのが祖母山系です。
小倉から三日がかりで由布岳~九重を回られているご夫婦と、大船山を前にして1時間半近く、山談議に花を咲かせてしまいました。
10時近くになって、名残惜しさを後に星生山を下り、その尾根沿いに見た涌蓋山です。ご覧のように手前のドウダンツツジは、まだほんのり色づいたという感じ。これからの冷え込みに乞うご期待です。道端には、リンドウがきれいに花をつけていました。
ラストは、沓掛山付近からの阿蘇中岳の様子です。普段と変わらぬ静けさでした。このまま落ち着いてくれればと思います。
さわやかな秋晴れと自然の中で、心が洗われたようです。今日を一日どうもありがとうでした。